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Motoholic by MBK

東生駒Motoholic、 ..日々の四方山話。

イグニッションコイルの故障は..

当地で開店以来、イグニッションコイルの故障を処置した(する)のは3~4件、今日までの人生のうちではその倍以上はっ.. てところですが、そう多くはなく、大抵は記憶から消え去っています。

タチの悪いのは、その辺にあるサーキットテスターや、整備講習のテキストに出てくる程度の絶縁抵抗計ではコイル異常の検出が出来ず、且つ、見かけ上キャブレターの詰まりや、ポイントの接点焼け(若しくはイグナイターの不良)に診断出来てしまうのに、結果としてイグニッションコイルに行き着いたような事案でしょうか.. 。 そういう案件だけはしっかり覚えていて、当店なりのKnowHowにもなっております。

12V又は6V、若しくはフラマグの発生電圧のパルスを数十KVに昇圧するのがイグニッションコイルの役割ですが、経時劣化、湿気の侵入、熱などで 内部のコイルが劣化してゆきます。
故障する時に単純に断線してくれれば 判りやすくて良いのですが、コイルの特に高圧側の絶縁低下はタチが悪く、症状が安定的に出ないのが殆どで、一寸厄介です。

今日は、初めてお越しのR100CSのお客様のキャブレターを簡易洗浄&調整しているうちに、高圧側(二次側)の発生電圧が低下して失火し始め、目くらましを食らってしまいました。
極似した症状を治した事があるにもかかわらず、思考が即座にコイルに結びつかず、日帰りの予定が、部品貸し出しできるものがあったにもかかわらず、お預かりになってしまいました。
残念至極 ...てところです。

 

<関連過去画像> 

イグニッションコイルの確実な検査には、マニュアルに記載されているより定格の大きな絶縁抵抗計、温度計、加温する為のヒーターが必要です。
f:id:motoholic:20150618230629j:plain画像は初期型RZ250
コイルを45度Cまで加熱すると、絶縁抵抗が低下している事を示しています。
これが、常温では絶縁抵抗計測不能の正常品なのですから.. 。

 

それに、オシロスコープも必需品といえます。
f:id:motoholic:20150429202724j:plain
画像は、Kwasaki 650RS W3 の 正常な点火一次波形。
フルトラ化&2コイルで、R100やR80(2サス モノサス)と良く似たシステム構成です。
一般には、コイルが焼損すると この画面で中ほどくらいにもう一つ山が出来るといわれておりますが、大抵はなだらかな減衰が乱れるように崩れた箇所が見られます。
 残念ながら、一度二次側の絶縁低下を発見しますと、イグナイターの保護の為、一秒たりとも運転したくないので、画像は残っておりませんが.. 。

 
 ...出来れば100KV用高圧プロープを使って、二次(高圧)波形も見たいところですが、流石に高価で、そこまでは持っておりませんデス  ^_^;;;

 

(H)

 

・・・Motoholic(モトホリック)・・・

奈良 東生駒BMW空冷ツイン好きなバイク屋です。
店主は /7系空冷BMWが得意です、ご相談下さい。