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Motoholic by MBK

東生駒Motoholic、 ..日々の四方山話。

BMWロゴの研ぎ出し(R80 R100 スターターカバー)

R80(アップハンドル/FCR)のスターターカバーのロゴマーク、エンジンフロントカバーとロッカーカバーの短いフィンの研ぎ出しが完了しました。 地色の黒は傷んでいますが、ヘアラインは新車より綺麗な筈です。これだけで、大いに引き締まって見え、車齢を忘れさせてくれます。
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今回は黒塗装があまりに傷んでいたので、オキツモの半ツヤを塗ってからの研ぎ出しです。
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平滑な当て板を使って研ぎだすと、元の雑な仕事はすぐにバレます。新製時の研ぎ出しは機械力を使って短時間でなされた仕事であることがよく判ります。
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これを、弾性のある当て板を使って研ぎ上げるとキレイになります。
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最終的には研ぎ出した部分にクリヤラッカーを塗って仕上ます。

 

...こういうのは、昔、カメラメーカーの機械加工現場で働いていた頃に身体で覚えた手法です。 当時、NC工作機械のセットアップが上手くいっているときは暇なので、私のような三下は仕上場の応援に出されるのですが、 そんな折に年配の親父さんたちに混じって日がな一日研磨して覚えた事です。
 器用な方ならすぐに出来そうな事ですが、商品としてお金の取れる仕上りを得るにはあれこれコツが要って 一朝一夕には出来ないものです。エアヘッドツインの機上でこれを磨き出すのも、3回くらい方法を変えています。
 任せといて貰えば、銀塩時代のメカメカしたカメラと同水準の仕上程度は出来ますよ ..って事で.. 。

 

 

<機械屋の四方山話>

当時扱っていた工作機械の一つを紹介します。

Citzen D-16
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当時受け持っていた中の一つ(同型機)です。

解説: 時計部品などを加工するピーターマン型のカム式自動旋盤にNC(数値制御)制御装置をつけたような形式のものです。 (用語はググってみて下さい)
黎明期のNC工作機械で、動作は遅いですが、精度とその安定性が抜群に良い機械です。
X軸送りはモーターは一本で複数のカムを回し、それを油圧メカで切替える事により刃物の選択をしているくせに、デジスイッチで線分の数ミリオーダーで追い込みが効きました。国内に自動旋盤のメーカーはいくつもあれど、私の知る限り、(現在でも)シチズンは最高峰の精度と安定性を持っています。
日本が、高水準の機械時計を大量に生産していた頃の副産物ですネ。
現代でも、高精度のボールネジはシチズンでしか加工出来ない などと言われており、最新鋭の機構を持つものが同じく最新鋭のNC制御装置を搭載して、多様な部品加工に役立っているようです。

画像出典:シチズンマシナリー[自動盤歴史館]

(H)

 

・・・Motoholic(モトホリック)・・・

奈良 東生駒BMW空冷ツイン好きなバイク屋です。
店主は /7系空冷BMWが得意です、ご相談下さい。