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Motoholic by MBK

東生駒Motoholic、 ..日々の四方山話。

唐突に回らなくなるスターター(R100GSPD・出庫)

ニュートラルでも、クラッチを切ってもスターターモーターが回らないとの事で、お預りして居ました'89のR100GS、症状が安定的に出ない為 故障箇所の特定が出来ず、初期調査で、スターター(インヒビタ)リレーはOKなるも スターターリレーの励磁電流が不足気味、スターターモーターに組み込まれているギヤのケリ出し兼マグネットスイッチの励磁電流も不安定で不足気味、イグニッション回路に不可解な手が入った痕跡もあり、メインハーネス側とスターターモーター側との両方が疑われ、故障箇所特定には時間がかかると予想して、重整備や長丁場の整備のキレの良いところで作業致しました。

整備は不可解なIG回路からの電源取出し周辺の整線を伴い、原因も手元のスターター釦又はハーネス接続点 と スターターモーター自体 のどちらであったか、はっきり言い切れませんでしたが、どちらにも原因になりうる不具合であったので、これを整備、出庫致しました。
 

--- 手元スイッチは、'87型なので、モノサスのRSなどと同じです。 このタイプは、湿気が回って接触不良を発生する事は少ないのですが、流石に車齢ゆえ、スターター釦の可動接点側に腐食があり接点の磨耗とともにキチンと導通していなかったようです。 
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BMWの手元スイッチは押しボタンですらスライド式の接点になっている為、オイルヘッドなどのプッシュ式のウィンカースイッチなどは、新車ままで油分を与えずに(湿度の高い日本で)使っていると、腐食して接触不良をおこす事が多いです。 モノサスと同じ本機のものは、スイッチ類が比較的奥まっていて、雨水など浸入しにくく、トラブルは少ないです。
清掃の上、接点復活剤で対処致しました。
 

--- スターターモーターの方は、ケリ出しのマグネットのアース側がブラシ~アーマチャを介してシャシに落ちるのですが、その ブラシ を支えるブラシホルダーに問題がありました。

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本来は、このブラシホルダーが、他の部品と一緒に外れてはいけません。
画像を大きくして見ないと見えないかもしれませんが、細い赤線で囲ってある部分が割れています。 このスターターモーターはマグネット脱落を修復されており、その際、ブラシホルダーの脱着に失敗、この事態に至ったようです。 
この樹脂部品がこのように割れていても、即座に問題は発生しないのですが、モーターのボディの板金に引っ掛かっていなければならないブラシを押すスプリングが外れていた事との両方で、ブラシの密着が弱く、突入初期にマグネットを引き込むだけの電流が出ていなかったようです。

手持ちのジャンクの中から、使える部品を漁って、荒れていたコンミュテーターを研磨、各部洗浄給油の上、修復致しました。
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そろそろ、リペアキットを仕入れておかないと、使えるところがなくなってきました。

 

 

 

・・・Motoholic(モトホリック)・・・

奈良 東生駒BMW空冷ツイン好きなバイク屋です。
店主は /7系空冷BMWが得意です、ご相談下さい。