Motoholic by MBK

東生駒Motoholic、 ..日々の四方山話。

オルタネーターの整備(’91 R100GS)

当店の整備メニューの中で、ゼロΩ(オーム)化処理というのがありますが、お預かりしているR100GSの整備途上で、オルタネーターでもそのような作業がありましたのでご紹介します。

画像はオルタネーターのY端子と呼ばれる部分で、三相Y結線の中性端子になります。 ここで三相出力の片端が束ねられています。
今般、クランクシールの確認のついでに オルタネーターのステーターコイルの相バランス(抵抗)を当たってみたところ、なんとなく違和感を感じ、よーく見てみると、中性点であるY端子に湿気(又は塩カルなど)が入り込んで腐食している模様でした。

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補修は、このように端子の中で電線もろとも削りこみ、
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ハンダで抵抗値が増えてしまったところをつないでしまいます。
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大して難しい話ではないのですが、よく依頼されてお断りする作業の中で、"アーシング" がありますが、そんな マヌケな作業をするのだったら、可能な限り 配線の接続点の劣化による抵抗を減らすことに神経を傾倒すべき ..というのが当店の考え方で、これもその一環です。 多少相バランスが崩れても定格出力くらいは出ますが、必ずどこかに負担が掛かるのですから、その原因を除去すべきなのです。

ハイ、出来上がり。
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あとは、エンジン始動後に、800番くらいの耐水ペーパーでスリップリングを磨けば、無理なく定格出力を出してくれる事でしょう。

今回はこの箇所について、直接依頼があったわけではありませんので、簡単に済ませましたが、ステーターコイルの鉄心のサビが酷いので、一度温湯で洗浄の上 浮きサビを落とし、ワニスを塗りなおしてあげたいところです。

 

 

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奈良 東生駒BMW空冷ツイン好きなバイク屋です。
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