Motoholic by MBK

東生駒Motoholic、 ..日々の四方山話。

燃料タンク 脱水洗浄(ガソリンの放置劣化)

'18.03.03 △1: 連絡末尾に追記

内面に錆のある燃料タンクや、過去に 水入り や 長期保管でガソリンを劣化させた経緯のある個体の、タンク内の水分や劣化したガソリンを抜く為、安物のアルコールでタンク内を洗浄する事がありますが、当店では これを「燃料タンクのアルコール脱水洗浄」と呼んでいます。

今般、メンテでお預かりしたご依頼内容の中に、キャブレターOHとともに、燃料タンクのガソリンを一旦捨てて.. というのがあったのですが、前回メンテでお預かりした際からそれ程年数も経っておらず、ガソリンから劣化臭はするものの、ガソリン自体も煮詰まった色をしている訳でなく疑問に思っておりました。  ...が、「ちゃんとメンテする」と、出てきました、過去の手抜き整備の痕跡が.. 。

f:id:motoholic:20180228194303j:plain
 はじめに、一旦ガソリンを抜き、新鮮な燃料用ガソリンですすいだ結果は それ程深刻なものでは無く、確かに錆粉と剥離した内面コートが出て、ガソリンは濁っていましたが沈降すれば澄んでくる質のものでした(右側のペットボトル)。ただ、この時点で消えなくてはいけないガソリンの劣化臭が残っており、ストレーナーも劣化したガソリンで酷く目詰まり(新品交換予定)していました。
 疑問に思いながら、水切りを主目的に防錆剤入のアルコール(無色透明)を500ccばかり投入して、よーく振って排出しましたところ、ココアのような茶色い液体(左側のペットボトル)とともに、錆粉と剥離したコート材が出るは出るは、500ccくらいでは太刀打ちできないので、防錆剤の入っていないアルコールを1.5L追加して ろ過しては注ぎ込んでよく振って排出を繰り返して なんとか事なきを得、最終的にガソリン(無色のナフサ)ですすいでも少々の錆粉は混じるものの 茶色く濁ることはない事を確認して、作業を終えました。

 内部を観察して想像しますに、どうやらお客様がこの個体を中古車で購入する以前から、タンクの底に劣化したガソリンのガム質が同じくガソリンから生成した酸分とともに水分/錆粉を抱き込み、ずっと張り付いたままであったようです。出来れば、この後、燐酸洗浄というのが理想的ですが、とりあえずここまでやっておけば、保管時に満タンにさえしておけば、おかしな事にはならないでしょう.. 。


 < ろ過して採集された錆粉(の一部)と、剥離したコーティング材 >
f:id:motoholic:20180228194309j:plain

 

△1)追記:R100GS-TNI 画像 ダイアリーにupしました。

・・・Motoholic(モトホリック)・・・
奈良 東生駒BMW空冷ツイン好きなショップです。

☆車検のご用命は、期限満了2ヶ月前迄に御予約お願い致します
☆当店からの車検期限満了のご案内は致しておりませんのでご注意下さい。